ローマのBorghese Gallery周辺のホテル

ボルゲーゼ美術館は紀元前1世紀に起源を遡る歴史ある美術館です。当時、ローマの貴族たちは、郊外のピンチョの丘に邸宅(ヴィラ)や庭園を築きました。ローマ市は市の南側と西側を中心に拡大していきましたが、北東にあるピンチョの丘は貴族たちの間で人気の土地でした。 ... つづきを読む »
ボルゲーゼ美術館の歴史
1613~1614年、建築家のフラミオ・ポンツィオ(Flaminio Ponzio)が枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼの構想に基づいてピンチョの丘に邸宅を建設しました。ボルゲーゼ枢機卿は彫刻家のジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini)や画家カラヴァッジオ(Caravaggio)のパトロンでもありました。
旧時代から同時代まで、幅広い分野の芸術作品に対し優れた鑑識眼をそなえていたボルゲーゼ枢機卿は、特にカラヴァッジオの絵画収集に熱心で、1600年代の初頭には、当時最大規模のカラヴァッジオ・コレクションを有していました。アート収集となると、枢機卿の欲望には際限がありませんでした。
1607年、枢機卿の命令により高名な画家ダルピーニが、所有が禁じられていた火縄銃の骨董を収集しているという理由で逮捕され、死刑を言い渡されました。ボルゲーゼ家はダルピーニのパトロンでしたが、彼の106点に及ぶ絵画コレクションの中には、カラヴァッジオの作品も何点か含まれていたのです。ダルピーニは命と引き換えに、教皇に絵画コレクションを引き渡すことに同意しました。数ヵ月後、コレクションはボルゲーゼ枢機卿の手に渡りました。
ボルゲーゼは1633年の没年には、世界でも比べるものがないほどの美術品コレクションを築いていました。彼の死後もそれらの収集品は、誰の手に渡ることもなくボルゲーゼ家のピンチョの丘の邸宅に収蔵されていました。少なくとも1807年、当主カミッロ・ボルゲーゼがナポレオンの妹ポーリーヌと結婚するまでは。あくる年、カミッロは『ボルゲーゼの剣闘士』をはじめとする傑作彫刻を義兄ナポレオンに売却。その後『ボルゲーゼの剣闘士』はナポレオンからルーブル美術館に寄贈され、今日にいたります。
ボルゲーゼ美術館の誕生
1902年、イタリア政府は残存していた美術コレクションと邸宅、庭園を買い取り、以来、ボルゲーゼ美術館はローマでももっとも重要な公設美術館となっています。1990年代に入ると大規模な改装工事が行われ、1997年に新装オープンしました。
今日、美術館にはベルニーニ作『アポロンとダフィネ』、カラヴァッジオ作『執筆する聖ヒエロニムス』(カラヴァッジオの作品は全部で6点)、ティツィアーノの『聖愛と俗愛』などが収蔵されています。カノーヴァ作の『勝利の女神』は、腰に布を巻きつけただけの姿で寝椅子にもたれる女神の彫像で、ナポレオンの妹ポーリーヌがモデルとされています。皮肉にも本作品は特に人気の高い作品となっています。
ボルゲーゼ美術館は火曜日から日曜日の午前9:00から午後7:00まで開館しています。入館は2時間おきで、1日350名までとなっています。
ボルゲーゼ美術館付近のホテル
アルドロヴァンディ パレス ローマ(Aldrovandi Palace Rome)はボルゲーゼ公園とボルゲーゼ美術館の間の絶好のロケーションです。5つ星ホテルで、2004年に改装済み。建物を取り巻く緑の庭園にプールがあります。
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